2007年09月09日

犯罪被害者の人権を守れ!「この国が忘れていた正義」(中島博行著 文春新書)を読む。

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 「この国が忘れていた正義」(中島博行著 文春新書)を読んだ。
 これは最近の新書では大変注目すべき一冊で、母子殺人事件の被害者の立場を自分の立場として考えないわけにはいかない、是非ブログの読者にお読み頂きたい一冊である。
 同著は@異常に守られている加害者の人権A民刑分離によって、償うべき加害者が被害者に賠償しない現実など、現在の日本が抱える犯罪加害者に甘すぎる問題を弁護士として強く訴える。
  同著によれば、人権は、フランス革命の昔、一般市民が容易に犯罪者となり絶対王政下の恣意的な裁判や残酷な刑罰が課される中で、こうした「『国家暴力からまもる権利』と意識された」が、いつのまにか「犯罪者の権利」の如くに歪められており、「特に我が国ではその傾向が強い」と言う。
 たとえば、アメリカを例に挙げれば「犯罪者の人権より子供の安全や社会防衛を第一に考え」、「性犯罪者、とりわけ子供を狙う性犯罪者に対しては化学的去勢(性ホルモン抑制剤の注射)や外科的去勢(睾丸の摘出手術)が行なわれる。」が、
 日本では奇妙なことに猟奇殺人者でも「『性衝動』を(たとえ、未成年者であっても)わざわざ復活させよう」など正反対のことが行なわれていると言う。
 つまり、日本は「犯罪者の更正改善」に尽力する「犯罪者福祉社会」であり、「社会防衛は二の次」であると言うのだ。
 現実に「酒鬼薔薇は6年で、Yは三年で社会に舞い戻った。」(Y:実の母親を撲殺したが、少年院を出た後27歳と19歳の姉妹を殺害し、放火する事件を起こすことになる。)
「ふつうの(?)殺人なら」「長くて二年間、場合によっては六ヶ月くらいで少年院を出てしまう。」と言う。
 しかも、少年院では教官たちは「あたたかく励まし、『おまえは根はいいやつなんだ』と言う態度で接する。」など異常なほど犯罪者の人権が守られている現実があると言う。
 これは刑務所でも同じであると言う。懲役刑というのは名ばかりで、現実には賠償のための労働の生産性を問われない上、完全週休二日制、残業無しの週40時間労働制と「懲役」にはほど遠い現実がある。
 著者はこうした現実を見て、民営刑務所の活用も含め、犯罪者には入所中も出所後も被害者に「一生かけても償わせる」システムの導入が必要だと主張する。
 というのは、「民刑分離が確立した現行の刑事裁判で、犯罪被害者は法が保護すべき対象ではなく」、民事裁判においても、「犯罪被害者は、裁判費用の工面から弁護士探しまですべてを自分でしなければならない。」という現実があるからだ。
 実際、民事裁判では、「犯罪被害者は不可分な被害を受けている」のに「当事者対等」という「屈辱的な地位」に甘んじ、「民刑分離の大原則で刑事被害者と民事被害者の二つの身分に引き裂かれ」、「一生かけて償います」と言った加害者に「ないところからはとれない」といった人権主義や「当事者対等」という原則から態度を豹変されたりするなど、被害者賠償金などがほとんど支払われていない現実がある。
 著者は、そういった現実を直視し、刑事裁判のときに、被害者が泣き寝入りをしないで済むような被害者の民事賠償の請求を同時に審理できるような民刑併合の附帯私訴の「復活」を主張する。

 (注意:「」等、上記は同著からの引用やまとめですが、この本を是非ブログの皆様に手にとって読んで頂きたいため、184ページに及ぶ著作の一部分を個人的に抜粋し簡単に紹介するためにまとめたものですので、必ずしも一部あるいは全体を正確にとらえていない可能性もあります。詳細を正確に知るためにも是非同著をお買い求めの上是非ご自身でご確認いただくことをお薦め致します。裁判員制度を考えるためにも必読の一冊です。)
 
 私は、誰かが、例えば家族を暴行されたり殺されるなど犯罪被害者になった時、民刑分離のため民事裁判では裁判費用の工面から弁護士探しまですべてを自分でしなければならないという、「泣きっ面に蜂」のような犯罪被害者の立場に同情を禁じ得なかった。
 そして、最近大きな問題となっている母子殺人事件も含め、弁護士の方々には是非とも何の罪もないのに被害を受けた被害者の人権を加害者以上に守っていただきたいと思わないではいられなかった。 




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posted by 無名 太郎 at 10:52| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 犯罪被害者を守れ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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