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、国民の大切な財産である年金積立金を、社会保険庁職員のための厚生施設などに目的外使用するのも問題だが、2兆円もの損失を生むような運用方法も問題だ、そう思う方はクリックしてください!
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今日は、昨日2007年9月5日の産経新聞から、小さな記事を一つ取り上げたいと思う。
−産経新聞より−
「運用益2兆3752億」4〜6月年金積立金
厚生労働省所管の年金積立金管理運用独立行政法人が4日発表した公的年金積立金の今年度4半期(4〜6月)の運用利益(市場利用分)は、2兆3752億円だった。前年同期は国内株式相場の下落で2兆円の損失だった。今年は円安や外国株高が寄与し、収益の8割を外国資産で稼いだ。国内株式も堅調に推移し、全体の運用利回りは2.75%となった。
資産別の運用利回りは外国株式12.47%、外国債券4.41%、国内株式4.09%。反面、資産の半分を占める国内債券はマイナス0.83%と振るわなかった。6月末現在の市場運用資産は90兆2646億円(3月末は84兆9753億円)だった。
低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)問題が発生した第2四半期の運用について、同法人は「かなり荒っぽい動きになっているのは事実。第1四半期に比べると厳しいところがある」とみている。
6月末現在の資産構成は国内債券51.4%、国内株式22.0%、外国債券10.6%、外国株式15.8%など。
私が疑問に思うのは、年金原資である積立金の運用が昨年第1四半期で2兆円もの損失を出していることである。
そして、今回2兆円の運用利益を上げたといっても、昨年の損失を補うレベルで、しかも、今年度の第2四半期は、サブプライムローン問題が発生したことにより、はっきしたことは書いていないので分らないが、また損失が発生する可能性すらあることだ。
そもそも年金積立金は運用利益があって初めて運用の意味があるのであり、どこのどなたがどんな権限で運用しているのか良く存じ上げないが、まさか経済を熟知した専門家を使って運用しているのであろうから、専門家を使ってまでマイナスを出すぐらいなら、タンス預金をして運用しない方がまだましだとも言えるのではないか。
それにしても、何故国民の安定的な運用が必要な年金積立金の運用において、このような上がったり下がったりするような相変わらずの運用が、反省もなくなされているのだろうか?
年金原資である年金積立金の運用は儲けることを主眼にする必要などなく、堅実性が最も求められるはずなのにである。
たしかに、外国株式などは利回りが大きいかもしれないが、オイルマネーが余りその投機的な投資先の出し入れによって世界経済が乱高下する中、運用に失敗すれば損失も莫大で、いわゆるハイリスクハイリターンとなり取り返しがつかないものになりかねない。昨年の第1四半期の2兆円もの損失を見ても明らかだろう。
そして、これは問題になっている社会保険庁の無駄遣いよりも、1四半期(3ヶ月)という期間から見ても金額の面ではより大きな損失を生んでおり、外国株式などを選択すれば年金積立金が乱高下する世界経済の影響を受けることを考えると、より慎重な運用が行なわれるべきであり、かつ積立金の2兆円もの運用損失に際しては、運用責任を明確に公にする必要がある。
また仮に、年金積立金を外国株式や外国債券で運用する場合でも、一体どんな専門家集団を使ってどこの国のどのような外国株式や外国債券になぜどんな見通しを持って一体いくら運用しているのか、新聞レベルでの情報公開は最低必要ではないだろうか?
実際の話、自分の資産を専門家に運用させて、トントンならまだ許せるが、運用で巨額な損失を被って、「ハイ、ソウデスカ。」などと黙って見過ごせる人間などいないだろう。
そしてもし、そうでなければ、国民の財産であるはずの年金積立金が自ら決して責任を取らない官僚たちによって恣意的に運用されると言うことにもなりかねない。
そう考えていくと、官僚ではなく我々国民の財産であるはずの年金積立金は、基本的に年金以外に使えないという縛りをかけるだけでなく、その運用にも国民の意志が反映し、損失を生まないように年金積立金の運用も監視・管理・監督できるような法制度の整備が必要ではないだろうか?
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